「神々が死ねば、ひとはおのれを尊重しはじめる」
オーランド・ファンクはつぶやいた。
「神々もその行状も、おのれを尊重し、その結果他者をも尊重するようになる者には無関係だ。神々とは子供のためのもの、卑小で恐怖心に満ちた人間のものだ。自分に対しても自分の仲間に対しても責任を持ちたがらない人間のものだ」
『ブラス城年代記3』マイケル・ムアコック
中世の宗教争いでは、多数の人が犠牲になりました。恐らく、現代でもこの種の問題は未だに根を張っているでしょう。
しかし、加害者たちは、神の名の下という大義名分で、自分たちの行状を反省もせず、他の者の命を殺めていくのです。
彼らの行動に責任などないではないか、結局は自分の私腹を肥やすために、神様を利用したに過ぎない。
「そんな無責任な神様は必要ない。要らないよ」、そういう作者のメッセージが伝わってきます。